六甲タヌキ 横濱ニ上陸ス

六甲カラ横濱ヘ 山ヲ求メテ彷徨ス

ネタがないので本の話 ローマ人の物語16 パクスロマーナ(下)塩野七生

アウグストゥスも老境に差し掛かりましたが、血にこだわるが故か後継者に恵まれません。期待した孫達には先だたれ、家族の醜聞に苦しめられます。 北方のゲルマン人の蜂起、東方の離反など帝国を揺るがす事件も相次ぎますが、其に対して義理の息子ティベリウ…

ネタがないので本の話 鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか 坂井孝一

承久の乱の著者で、鎌倉殿の十三人の歴史考証の方です。 承久の乱は後鳥羽院視点に対して、北条氏してんで鎌倉幕府成立期を考察するのが本書の立ち位置だそうだ。あと源氏将軍断絶と言う源家の視点の一冊を交えて三部作なのだそうで。 まさに時政、義時視点…

ネタがないので本の話 馬を走らせる 小島太

小島太 元調教師の本。騎手としてはサクラチヨノオーやサクラバクシンオーなどの主戦で有名。2018年まで厩舎を運営し、サクラローレルやマンハッタンカフェがウマ娘になった管理馬だったりします。 調教師だけでなく、競馬に関わる人の仕事や矜持についての…

復活のネタがないので本の話 世界史としての日本史 半藤一利 出口治明

2016年の本だからもう6年前か。どちらも好きな作家?さんの対談。タイトルはこうだがほとんど近代史、それも昭和史なのは半藤さんだからか。 キーワードは・自尊史観と自虐史観は表裏一体・昭和以降の指導者は教養が欠けていた・近代以降はメディアの影響は…

ネタがないので本の話 ローマ人の物語15 パクスロマーナ(中)塩野七生

アウグストゥスの治世は続きます。都市計画、国境の確定、軍制の改革など、ローマ帝国の基礎となる施策が次々、目立たぬ様に行われます。しかし、病弱であったアウグストゥスより、盟友たち(アグリッパ、マエケナスなど)は無くなっていき。アウグストゥス…

ネタがないので本の話 ローマ人の物語14 パクスロマーナ(上)塩野七生

パクスロマーナ、ローマの平和の意です。 戦乱の時代が終わり、オクタヴィアヌスの統治が始まりました。アウグストゥス(神聖な尊敬されるもの)との尊称を送られ、権力の集中に着手していきます。 それもカエサルのような劇的な革命ではなく、目立たず抜け…

ネタが無いから本の話 ビブリオ古書堂の事件手帳2 栞子さんと謎めく日常 三上 延

ビブリア古書堂シリーズの二冊目。サクッと読めるのは良いが、一冊目に感じた謎解きの爽快感は少なめ。 古書蘊蓄ものとしては面白いのですが。 次巻に期待。

ネタが無いので本の話 海辺のカフカ 下巻 村上春樹

「本当の答えというものは言葉にできないものだから。」 サダさんの言葉でお茶を濁す。 結構苦戦して読み終わる。読むスピードが著しく遅くなる系の本ではなく、スピード感で読めるのだが、ふと気づくと何を読んでいたのか忘れており読み返すことを繰り返し…

ネタがないので本の話 陰謀の日本中世史 呉座勇一

人は陰謀とか大好きです。 タイトルだけ見ると日本中世史を陰謀論で読み解く本にみえますが、歴史学のアプローチで陰謀論がまことしやかに語られている中世史の事件を読み解く、呉座勇一の真っ当な中世史本でした。 保元の乱から関ヶ原までのメジャー、マイ…

ネタがないので本の話 ビブリオ古書堂の事件手帳 栞子さんと奇妙な客人たち 三上 延

本をテーマにした物語は好きなのですが、ラノベから離れている頃の本なので手を出してませんでした。 古書をキーとした、いい感じのミステリー、栞子さんが一巻はずっと入院していることもあり、安楽椅子探偵のフォーマットです。 ファンタジー要素はありま…

ネタがないので本の話 今夜、すべてのバーで 中島らも

酒飲み小説と言うよりアル中小説。アル中のライターが入院して退院するだけと言えばそれだけの話なのだが、しみじみと読まされる。 中島らもが亡くなって結構たつがいい作家さんだったよな。学生のころだったが、あかるい悩み相談室や関西ネタは鉄板だったよ…

ネタがないので本の話 海辺のカフカ 上 村上春樹

娘さまが学校で貰ってきた、推薦図書に村上春樹が混ざってたので気になって借りる。 二つの物語が平行して絡みあっていく、多層的な構造で、初めは何だこりゃ感があるのは村上春樹にはよくあること。 しかし、これはいつも以上にサクサク進む。中盤から一気…

ネタがないので本の話 男の肖像 塩野七生

ローマ人の物語 塩野七生の歴史人物エッセイ。ローマ人の物語でも、折々感じていたが、作者の同時代感とえこひいき感が溢れ出る内容。 何だか各人の章の頭に「好き」「嫌い」から書き始めるような書きっぷり。好きな人にはべったり、嫌いな人にははっきり塩…

ネタがないので本の話 歴史と出会う 網野善彦

好きな作家さんである隆慶一郎や宮崎駿に影響を与えた中世史研究者の網野善彦さんの対談や書籍解説やお悔やみの言葉を集めた本。 今まで呼んだ中世史の本から網野さんの研究が語られることが多く、興味あるが、本は読んだことなく、何となく借りる。 本人の…

ネタがないので本の話 ローマ人の物語11 ユリウス・カエサル ルビコン以後(中 )塩野七生

ローマ世界全土に渡った内戦に終止符が打たれ、ローマの改革が始まります。終身独裁官となったカエサルによる、世界帝国にふさわしいシステムにハード(施設)、ソフト(制度)が刷新されていきます。 都市国家から世界国家に変貌し、多民族を飲み込む世界帝…

ネタがないので本の話 ローマ人の物語11 ユリウス・カエサル ルビコン以後(上 )塩野七生

元老院派に担がれたポンペイウスとカエサルのローマを二分する内戦が始まります。ルビコン渡河からの電激戦でローマを手中にするカエサル。しかし、イタリア内でポンペイウスとの決着をつけられなかったため、ローマ世界全体に渡る内戦に突入してしまいます…

ネタがないので本の話 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢 鈴木由実

逃げ若の5巻でました。 主人公の時行の起こした中先代の乱の本。 時行は10歳になる前に、旧幕府の旗印として、歴史に登場して、三度鎌倉を制圧し、20代で散った南北朝時代の武将です。詳しいことは、あまりわかっておらず、その為か、創作と相性の良い人物で…

ネタがないので本の話 戦争の日本中世史「下克上」は本当にあったのか 呉座勇一

歴史の新書でベストセラーになった「応仁の乱」の呉座勇一の本。 作者は、研究者としてより、最近いろいろゴシップで見かけましたが、歴史本としてはなかなか良かった。 最近の中世史研究の良いとこどり「ひとの褌」と作者は卑下してますが、中世史をコンパ…

ネタがないので本の話 忍びの国 和田 竜

嵐のリーダー主演で映画化もした、歴史小説?第一次天正伊賀の乱を忍者バトルものとして描いてます。テンポ良く読めて、バトル描写もスピード感がありながら、映画的なわかりやすさもあり、面白い。 多分一般的には。 (以後、ネガティブな私見) …と、素直…

ネタがないので本の話 文系人間のためのAI論 高橋 透

図書館のAI特集棚で何となく借りる。わかりやすく機械学習やディープラーニング、自立動作など説明あれば良いなとか思っていたが、そんな内容は全く無くなんか古典SFのようなシンギュラリティ論だった。自分の好みではなかった、以下は個人的なネガティブ感…

ネタがないので本の話 ローマ人の物語10 ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)塩野七生

ガリア戦役も7年目、この時アジアで三頭政治の一角クラッススがパルティアとの戦いで大敗し戦死します。 ガリアでは有力な指導者ヴェルチンジェトリックスが登場。いままでまとまりのなかったガリアが団結しカエサルに挑みます。 度重なる戦いでしたが7年目…

ネタがないので本の話 ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太

- WorkFlowy等のアウトライナー使いを集めて使い方や執筆論を語る座談会から、書くことの本質についての話題に転化していき、その成果変化した執筆論を4人が上梓しそれについて行った座談会を記事にした不思議な本です。タヌキもその中で何を見出したか全然…

ネタがないので過去に読んだ本の話 大人はもっと遊びなさい 成毛 眞

2016年頃書いてた読書ノートから当時のメモ書き ・書評サイトHonz代表の成毛さんの本・時代に取りのこされたくなければ、遊ぶことだ。・人生の余生化を防ぐのは、これから成長する余地。・遊びに勝ち負けを持ち込んではいけない。・上には上がいる。・複数の…

ネタがないので本の話 ローマ人の物語9 ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)塩野七生

カエサルが政治の表舞台に出てきました。ポンペイウス、クラッススとの三頭政治により、元老院に対抗し、政治を主導します。 三頭政治と言うと歴史では権力を少数で握り私腹を肥やすようなイメージで捉えていましたが、衆愚政治化した元老院に対抗する手段だ…

ネタがないので本の話 ローマ人の物語8 ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)塩野七生

共和制ローマに幕を引くカエサルの登場です。 とは言えパッとしない旧名家の一族で、庶民の暮らす一角に育ちます。 青年期には、元老院の復権を画策したスッラに民衆派として、処刑されかかったり、逆らってアジアに逃亡したり。 そんな散々な青年期を送りつ…

ネタが無いので本の話 ローマ人の物語7 勝者の混迷(下) 塩野七生

ローマ連合の反乱と剣闘士スパルタクスの反乱、それにつづくアフリカでの内乱とアジア方面の混乱。ローマ連合の反乱以外は局地戦ですが、戦争状態の続く共和制ローマに、軍事による権力をもつ人物が現れます。 本来ローマの軍隊は防衛軍であり、市民から血税…

ネタが無いので本の話 ローマ人の物語6 勝者の混迷(上) 塩野七生

カルタゴ、マケドニアを滅ぼし名実ともに地中海世界の覇者となったローマ。 しかし、カルタゴのハンニバルが残した予言の通り、敵は内部に発生します。成長に着いていけない内部からの内臓疾患のように混乱が拡がります。 この巻ではハンニバル戦争の結果、…

ネタがないので本の話 コンビニ人間 村田 沙耶香

2016年の芥川賞タイトルは一度聞いたら耳に残る感じなので、流石に知っていたが、メジャー苦手なので初読。 面白かった。主人公の異質な視点(感覚)に、感情移入ではなく、偏光レンズ越しに、普通と言われる世界の違和感を乾いた目線で見ている感覚。 次第…

ネタが無いので本の話 藪の中 芥川龍之介

文学オンチのタヌキでもタイトルぐらいは知っている短編。しかし、読んだことはなかったです。 芥川の王朝モノな時代背景ですが、なんだか関係者の証言ですすむ、推理小説っぽいよ。 最後まで読む… Σ ゚Д゚≡( /)/エェッ! 終わったよ… 思わず二度読み。なんか、モ…

ネタが無いので本の話 ローマ人の物語5 ハンニバル戦記(後) 塩野七生

アレクサンダー大王の幸運はその軍略の後継者と剣を交える前に世を去ったことでした。 自らをアレキサンダー大王に匹敵すると自負するハンニバルはそうはなりません。 イタリアの靴先に封じ込められつつも今だ健在のハンニバルを叩くため、闘いの舞台はアフ…