六甲タヌキを待つ銀のリングなどない

富士ヒルシルバーまであと47秒

書くネタが無いので本の話「日本の一番長い日 半藤一利 著」

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読むの2回目だった。
前回は図書館の期限が迫りバタバタっと斜め読み。

今回キンドルバーゲンで安かったのと、危機の日本人の在り方について思うところがあり再読

なんどか映画化されていることもあり、メジャーですが、半藤一利さんの代表作とも言えます。
(幕末史もオススメ)

ポツダム宣言受諾から玉音放送に至るまでの長い1日 の物語。フィクション?と思えるぐらい、様々な人々の思い(正義、大義)が交錯し、終戦に向かっていく話。

一つ違えば、815事件とか教科書ネタになり、終戦の形も変わっていたかもと思わせる展開。事実(今見えている分)は小説より奇なりとエンタメとしても読めます。

因みに国体に対する想いについては、戦後世代の私はソコまで共感は出来なかったのですが、理由はともかく、一人一人がコレから何を為すべきかを考え、出来ることに専心できるのは、今も昔も変わらない日本人の良さなのかなと思いました

出てくる人みな人格者に見え、明らかにダメなやつがおらんのは、少しきれい事に見え過ぎるんやけどね

まあ関係者にインタビューした作品作りだから仕方ないかな

戦争を卑下も美化もしない、今読んでも含蓄ある名作です