読むの2回目だった。
前回は図書館の期限が迫りバタバタっと斜め読み。
今回キンドルバーゲンで安かったのと、危機の日本人の在り方について思うところがあり再読
なんどか映画化されていることもあり、メジャーですが、半藤一利さんの代表作とも言えます。
(幕末史もオススメ)
ポツダム宣言受諾から玉音放送に至るまでの長い1日 の物語。フィクション?と思えるぐらい、様々な人々の思い(正義、大義)が交錯し、終戦に向かっていく話。
一つ違えば、815事件とか教科書ネタになり、終戦の形も変わっていたかもと思わせる展開。事実(今見えている分)は小説より奇なりとエンタメとしても読めます。
因みに国体に対する想いについては、戦後世代の私はソコまで共感は出来なかったのですが、理由はともかく、一人一人がコレから何を為すべきかを考え、出来ることに専心できるのは、今も昔も変わらない日本人の良さなのかなと思いました
出てくる人みな人格者に見え、明らかにダメなやつがおらんのは、少しきれい事に見え過ぎるんやけどね
まあ関係者にインタビューした作品作りだから仕方ないかな
戦争を卑下も美化もしない、今読んでも含蓄ある名作です