六甲タヌキを待つ銀のリングなどない

富士ヒルシルバーまであと47秒

ネタが無いので本の話 夜のピクニック 恩田 陸

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青春小説なるものは苦手です。
小説の醍醐味の一つは、登場人物と同じ目線に立って物語世界を仮想体験する。と言ったりします。

 

当然青春小説は登場人物の瑞々しい視点で…。それがムズムズするようになったのは何時からであろうか?

 

歴史小説やSFやファンタジーなんかは、視点が少し高い神の視点から入るので、登場人物を俯瞰できるから安心なのでしょうか。(プレイヤーよりゲームマスターなのね)

ラノベも、ラノベ的な主人公って、斜に構え俯瞰的な視点から語る(ツッコミやね)から大丈夫でした。

 

本来なら手に取らない系なのですが、飲み会でロードロのカゼトバ兄さんにお勧めされ読んでみました。

 

結果ですが、ムズムズする感覚と、爽やかな読後感と、自分の高校時代の残念さを再確認しました(-_-;)

 

ネタバレなので内容は語りませんが、ある高校の一昼夜歩き続けるだけの行事の話で、事件も何も無いのに、ココロの旅と成長による世界の広がりを登場人物たちと一緒に感じれます。出てくる子達皆、最後はいとおしくなりました。

 

小説って良いなと久々に感じれる時間をゲトできました。

 

カゼトバ兄さんありがとー!!(´▽`)

うちの娘さんは好きになりそうやな。