とは言えパッとしない旧名家の一族で、庶民の暮らす一角に育ちます。
青年期には、元老院の復権を画策したスッラに民衆派として、処刑されかかったり、逆らってアジアに逃亡したり。
そんな散々な青年期を送りつつも、あっけらかんとした振る舞いや、天性の危機回避能力で生きていきます。
更に女性関係(有力者の妻や後妻が多いが揉めない)、借金(莫大な借金をするが、債務者の不自由さとは無縁)と奔放に振る舞います。
ライバルとなっていくポンペイヌスが、華々しい活躍をするなか。
早くも遅くもない出世をしていき、40手前でやっと表舞台に出てくるのでした。