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ネタがないので本の話 ローマ人の物語9 ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)塩野七生

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カエサルが政治の表舞台に出てきました。
ポンペイウスクラッススとの三頭政治により、元老院に対抗し、政治を主導します。

 

三頭政治と言うと歴史では権力を少数で握り私腹を肥やすようなイメージで捉えていましたが、衆愚政治化した元老院に対抗する手段だと聞くと、良質な独裁と、劣化した民主主義の対立と言う、日本人には微妙な話題なので複雑な感情。

 

執政官として、権力を固めたカエサルガリア(現在のヨーロッパ中心)総督として、ガリア、ゲルマン(ドイツより東)、ブリタニア(現イギリス)の征服を開始します。

 

政治家として非凡なだけでなく、指揮官としても才能を発揮し、今までローマが達していなかった所まで領域を拡げていきます。

 

さらにこの遠征をガリア戦記として、本人が執筆。戦記ものの古典として未だに読み継がれています。
この人どこまで規格外やねん?

 

しかし、ガリアとの闘いの裏ではローマの状況は移ろっていくのでした。