2022-04-22 ネタがないので本の話 男の肖像 塩野七生 本 ローマ人の物語 塩野七生の歴史人物エッセイ。ローマ人の物語でも、折々感じていたが、作者の同時代感とえこひいき感が溢れ出る内容。 何だか各人の章の頭に「好き」「嫌い」から書き始めるような書きっぷり。好きな人にはべったり、嫌いな人にははっきり塩対応。 べったりの方は「ごめん…しんどい」と感じるのは、異性だからであろうか。 また、塩対応のエッセイもなかなか面白い(周辺ネタにばっかりだったりもするが)のが、この作者の力だな。 ローマ人の物語より、濃い塩野七生が楽しめます。