日本ダービー2022
スペちゃん、アヤベさん、ギム爺、ディープにキズナ、これにドウデュースが加わりました。
勝てたら騎手をやめてもよいとまでコメントされる日本ダービーで武豊騎手が前人未到の6勝目、それも53歳の最年長記録。
天才いまだ進化中です。
今年のクラシック戦線はタレント勢揃いの誰が勝ってもおかしくない大混戦。
最強世代になるかとの評判まで。
皐月の覇者ジオグリフ、キタサンの初年度産駒イクイノックス、皐月の雪辱を狙うダノンベルーガ、これにドウデュースを含めた四強。
さらに逃げ宣言のデシエルト、アスクビクターモア。
オークスと違い、トラブルはありませんでしたが、スタンド前出走の緊迫感が若駒たちを試します。一番人気ダノンベルーガの腹汗が気になります。
ゲートインは何事もなく終わり、発走。
デシエルトの岩田騎手、予告通りのハナ狙い。アスクビクターモアが続きます。
ダノンベルーガとジオグリフは中団、イクイノックスは後方、ドウデュースは最後尾。
ドウデュースは後方で中団の有力馬を視界にいれるポジション、イクイノックスはドウデュースのマークに。
デシエルトは踏ん張ります、かなり高速ペース、脚を使わされています。
最終コーナー手前でデシエルト限界。アスクビクターモアがハナを代わりそのまま逃げきりを狙います。
ここで後方12番手で脚を溜めていたドウデュースが外枠から加速します。
ディープの時の飛ぶような加速。
高速の馬群で消耗したジオグリフ、ダノンベルーガは伸びない!
ドウデュース空いたスペースから一気にハナをとります。マークしていたイクイノックスは追走するも届かない。
ゴール!
ダービーレコード更新。スゴいレースを見ました。
結果としてはG1の連続一番人気敗退は更新されましたが、2番3番人気の勝利でした。
高速ペースの中、最後の脚を残すための後方待機、レースを俯瞰しているかの様にライバルの動向を抑え、無駄無く最終コーナーから馬群の空白を加速してゴール手前でハナを取りそのままゴール。
武豊さんダービー6勝目はまさに神騎乗とそれに応えた名馬のコラボレーションでした。
普段クールな武さんのガッツポーズと久々のユタカコール。
普段は逃げ馬に思い入れのあるタヌキも燃えました。
しかし三冠二つとも二着のイクイノックスの素質の恐ろしさよ。
牡馬クラシックも秋に続く