六甲タヌキを待つ銀のリングなどない

富士ヒルシルバーまであと47秒

2023年 Mt富士ヒルクライム 初出走記 客観的振返り

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昨日までは、主観で書いてみたのですが、少し視点を離して計画と結果から2023富士ヒルを客観的に振り返ってみます。

 

走行計画と実績時間

シルバー取得のために、走行計画を立てました。

富士ヒルのサイトには以下のような目安の図が貼りだされています。実際これを自転車に貼っている方も多く見掛けました。

これによるとフィニッシュの目安時間を74分に設定しています。

実際試走したとき、10Km刻みのポイントはわかり難い(ポールが立っているが意外と中途半端な位置に10Km刻みがあったりした)ので、わかりやすさを考えて1合目、2合目、3合目、4合目、奥庭駐車場でマイルストンを置きました。

時間はシルバー取得の富士ヒル動画などから73分達成の方を調査し、平均化した時間としています。

1合目(5.6Km) 18:45 

2合目(9km) 29:30

3合目(12.8km) 42:00

4合目(17.8km) 56:30

奥庭 (21.3km) 67:00

FINISH(24km) 73:00

 

これに対して実績値をガーミンのログから拾うと

1合目(5.6Km) 18:32(-13)

2合目(9km) 29:56(-26)

3合目(12.8km) 41:07(-53)

4合目(17.8km) 57:17(+47)

奥庭 (21.3km) 68:21(+81)

FINISH(24.4km※) 75:47(+167)

※計測したゴールまでの走行距離は24kmで400mほどズレてとれるようでした。

 

公式と実績を比較してみるとこんな感じ

5km         16:51(-17)

10km         32:01(-28)

15km         48:23(+17)

20km         64:32(+30)

FINISH(24.4km※) 75:47(+107)

 

 

明らかに3合目途中(15kmあたり)から失速しているように見えます。

3合目ー4合目間は計画では20.7km/hですが、実際は18.55km/hでこの区間で100秒遅れています。

これをグラフ化すると。

正直よくわかりません。

しかし問題が起こったであろう12km近辺から見てみると

シルバー取得の富士ヒル動画の人は、15kmあたりから明らかにスピードアップ。公式サイトのペースも20kmからかなりの加速。タヌキの実走は逆に最後まであまりペースが上がっていません。特に平坦が多くなる12km~17kmと最後の21km以降で本来期待するペースを出せていないように見えます。

また奥庭からFINISHまでの計画値は27km/hで動画で参考にした人はかなり最後にスプリント出来る体力のある人だったのかもしれません。(実績では25km/h、公式は斜度のきつい区間を含む最後4㎞は24km/hなので特に遅かったわけでもないのか)

計画値は73秒ゴールにしていますが、74秒として公式に合わせたらそれなりに実現性のあるタイムだったようにおもいます。

そう考えると3合目4合目区間の100秒の遅延が最後まで取り戻せなかったのが主たる敗因のようです(4合目以降は取り戻せてはいないが、そこまで悪くもない)

 

 

パワー/心拍/速度

問題となった時間帯でのパワーと心拍と速度を見ています

パワーは200前後となっており、インターバル的な動きはしていません。

心拍は160~165で安定しており、さらに最後の平坦では前を引く方に上手くつけたのもありますが、逆に心拍下がっており最終局面で上がり切らないうちにゴールしてしまっています。楽しすぎて体動かなくなった可能性はあります。前に出て交代しながらもっとスピード上げると言ったことができたかもしれません。

さいご心拍上げれていない影響かパワーもまったくついてきていません。最後足が動かなくなった要因の一つかもしれません。

 

総論

グラフと、ガーミンのログを見る限り大崩れしているようには思えないですが、富士ヒル特有の後半に斜度が緩くなるのに合わせてペースアップしてタイムを稼ぐというのが明らかにできていない様に見えます。自分で作った計画も公式のタイムスケジュールも結構後半飛ばすことを想定していますが、自分の実績は最後まで淡々とペースを刻んでました。

今回は減量は上手く行った方なので、前半の少しきつい斜面はPWRで騙せたのですが後半になって平坦基調になったところから絶対パワーの低さが出ているように感じていましたが、そうなのでしょう。(青鬼さんついていけなくなったのも三合目越えた辺でした)

 

後半自分的に垂れていたと思っていたのも、周りのスピードアップに明らかについていけていない相対的な感覚であったのかもしれません。

いつもスバルラインで後半に、ばてて失速するため、今回は心拍をいかに平常キープして登ることを意識し、心肺の強化と効率的に登ることを心がけてきましたが、やはりヒルクライムでも絶対パワーは正義と言うことを忘れていました。

 

頑張りどころとしてはやはり3合目で単独走になってしまったのが大きくタイムを落とす原因に見えました。この区間では少し無理してでも速いトレインについていくことが必要です。そのためにはある程度はインターバルに耐える必要はありました。

 

判りやすい目標が出来たのでトレーニングの方向性は固まったように思います。

1年であと1分短縮。

 

おしまい