六甲タヌキを待つ銀のリングなどない

富士ヒルシルバーまであと47秒

ネタがないので本の話 ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太

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- WorkFlowy等のアウトライナー使いを集めて使い方や執筆論を語る座談会から、書くことの本質についての話題に転化していき、その成果変化した執筆論を4人が上梓しそれについて行った座談会を記事にした不思議な本です。タヌキもその中で何を見出したか全然まとまらないのですが、しょせん駄文を書く者なのですがいろいろ気になる内容が多かったのでまとまらないにしろアウトラインを上げてみることにしました。
- せっかくなのでWorkFlowyを使って作っています。
- メモ
  - 座談会1
    - 書くことは難しい。
      - なにかを書こうとして書けない
    - workfloxry使いを集めて、執筆段階の使い方を公開する企画
    - 書けない悩みを抱えた4人が新たな執筆術を模索した軌跡
    - 楽に執筆→旨く書けないせいでおった傷を見せ合う
    - はじめはアウトライナーの使い方からの報告
    - 最初は構成を考えるため
    - パワポを作るつもりでしっぴつする。
      - 生成しつつある文はしょぼいもの
    - メモの延長のようにしたアウトライナー
    - Twitterの140文字はちょうど良い
    - よみやすさを考えてだんらくを切る
    - 段落が短くなると気散じ状態で書ける。
    - アイデア出しはスマホ
    - 依存、中毒に依って書く
      - そう言ったワークフローに
    - 感情から文章を産み出すには
    - なにかしら自分の心を動かす要素を出力する
    - アウトライナーで書いたものをすべて捨ててゼロから書き始めることで、自分の無能さでフィルタをかける
      - 強い構造が見える
    - KJ法
      - 関連を考えるA型
      - 文書を作るB型
      - A型からB型へ
    - アウトライナーの内容を図にする
    - 一部を切り出してSNSに貼る
    - 規範的な書き方で書かない
      - そんなの書いているうちに入らない書き方で書く
      - 仕事に対する構えをなくしていく
    - もっと良くなるはず 幼児性と〆切
    - 〆切が近ずくことで急激に論理が組みあがっていく→現実性による「諦め」
    - フレームド ノンストップライティング
      - アウトラインを分割していくことでフレームを作る
      - その枠の中でフリーライティング
    - フリーライティングの際にものまねをする
      - 誰かのように書く
      - 他人が書くとしたら
    - どう始めるか問題
    - 普段ものを考えて生きている→具体性と抽象性の間を行ったり来たりしている
    - 取り返しのつかないことが連鎖して出来ないことが積み重なって残った道筋が見える
      - 最初の石にばかり目が行く
      - 最初の5枚の原稿は捨てる
      - 他者的なものだけが残る
      - 猛攻するしかないところが見える→意思決定ができるようになる
    - Twitterになぜアイデアが浮かぶのか
      - 140文字の制約
      - アップすることによる取り返しのつかなさ
    - 精神分析はリアルの他人と行うことが重要
  - 断念の文章術
    - ノンストップライティング:構成やプランをあきらめる
      - 自分が書こうとしているものが何者なのかを知るためだけに書き続ける
    - ランドリーリスト:文を書くことをあきらめる
      - 買い物メモ位の意味、何でも書ける、気楽に書き捨てられる
    - インキュベーション:資料を見ることをあきらめる
      - 思考の保温調理
      - 下調べ準備を済ませて本業を始める。
      - アイデアが(運よく)出てくるのを待つ
    - 無能フィルター:有能な自分をあきらめる
      - 自分の頭においておける範囲に取り扱う情報を制限する
      - 既に書いた言葉にガンガラジメにされる
      - 一度捨ててゼロから。頭に残った範囲で
    - 進捗アウトライン:意志の力をあきらめる
    - ScrapBox:全体を見渡すことをあきらめる
    - 締め切り:もっと良くすることをあきらめる
  - 散文を書く
    - メモと本文を区別しなくていい
    - 「書かないで書く」の新しい表現
    - 文章をフォーマルに始めなくてもよい
    - とにかく書くためのフォルダ 2つ3つ用意する
    - アウトライナーでフリーライティング
    - 無駄なくコンパクトに整えて書こうとしない
    - とりかかりやすい日常業務的なことから始めてエネルギーが流れ出したらその波に乗せる
    - 散文←整理しすぎない。散らばっている。
    - ポイントは冗長性、ノイズ成分を除去しすぎない
    - 保坂一志の小説論
  - 書くことはその中間にある
    - 外部化されない思考は堂々巡りを繰り返す
    - 外部化のプロセスで初めて線形化し繰り上がる
    - 欲望ー幻想的次元を外にひき釣り出してやることが重要
    - 書き始める、書き継ぐ、書き終えるには混沌さんを引きずりだし、具体的な目鼻を付けるため物体身体的次元と結びつける必要がある
    - きりのなさとどう付き合うか
    - 既に何かを書かれている状態から書きたい
    - 既に何かを書いている状態を継続したい
    - 無制限に見えてしまう可能性をどう限定
    - 書くという態勢と流れはキリのなさとの緊張関係の中にある
    - 「とりあえず何かを書いてしまうこと」という教え
    - 日々の進捗を記録して振り返りその日のしぴつの流れを作る
    - 執筆はスポーツに近い
    - 生活リズムを一定にし 「修行僧のように」
  - 出来ない執筆、まとめる原稿 汚いメモに囲まれて
    - 「執筆」から逃走し「メモ」をまき散らす。
    - それらを寄せ集めて「原稿」をまとめていく
    - エディタを閉じてライブ配信のログからメモを残す
    - ライブ感と宛先を作る
    - 限りなくごみに近いメモでよい
      - 走り書き(元のログに近いもの)とブロック(原稿に使えそうな整ったもの)
    - メモに貴賎なし
  - 感情を爆発させる
    - 心身の変化
    - 感情をうまく奔流させる
    - 自分をほめる
  - メモからメモを作る
    - KJ法
      - メモを整理する→グループ編成
      - 大分けから小分けに持っていくのは邪道
      - 紙切れは必ず一枚づつ整理する
      - 「編集」を「執筆」に代える
      - それでも苦しみは残るのでバカンス
  - フリーライティングの際にものまね
- 座談会2
  - 「自分はきっと何者かになれるのだ」という思春期を抜け出し「自分は確かに何物にもなれないのだ」という事実を受け入れるところから始まる
  - 締め切りこそ最高の執筆術
  - 出だしで詰まる→出だしという概念をなくす
  - すべてを行きがかりでやっていく
  - だらしなさ(冗長性)を許す
  - 「雑」を肯定する
  - 苦しくても書ける
  - 執筆から離れて自由に書く
  - 「どうしようもなさ」
  - 断念は外からくる