六甲タヌキを待つ銀のリングなどない

富士ヒルシルバーまであと47秒

最近読んだ本 20240816~20240915

君主論 

著者マキアベッリ

マキャヴェリズム(権謀術数主義)の語源となった政治論の古典。

それほど重量級ではなく、表現も平易、訳もこなれてるのだが、なかなか読みきれなかった一冊。久々に手に取るとスッと入った。

読みにくかった要因は、例にされるのが、ローマの歴代皇帝だったり、ルネサンス期の都市国家や君主国だったりと、ヨーロッパ史しらんと何の事やらだったのですが、十八史略を読んで春秋戦国をザックリ理解すると韓非子が捗るのに似て、塩野七生ローマ人の物語チェーザレボルジア或いは優雅なる冷酷を読んだ効果か、かなり捗る。さらに我が友マキアベッリで、冷徹な政治論者ではなく、職にあぶれて何とか就職口を探すために四苦八苦するイタリアのおっちゃんのイメージで微笑ましく読んでしまうのだった。

しかし内容は統治については現代にも通じるものがあり、リーダー論としても読める。下手なビジネス書より面白い。

やはり名著だな。


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誕生日祝いの帰省で二十数年振りに

娘さまの誕生日が近いので帰省してきました。メインは食事に行ったりケーキ食べたりですが、今回はゲーム関係なお土産として、TRPG回すことになってしまいました。

 

最近のお土産の、マーダミステリーや脱出ゲームで、子供らはロールプレイングや、協力謎解きが面白くなり、娘さまに至っては学校の友達から誘われたりするので一度やってみたいと。

 

マスター回したりしてた頃から、既に二十数年。すっかり世の中のトレンドも変わってしまい、早速調査。

 

経験あるルールで今も生き残ってるのSWとCoC位じゃねーか。版改訂もかなり進んでいる。

はじめてのTRPG体験で発狂全滅エンドは流石に…と、CoCは候補から外し(でも現在オンセでアクティブなのはCoCみたいね。成長より物語重視の流か)、SWの最新版をゲットして予習。

 

なんかルールのベース以外なにもかにも変わってるぞ。過去からの漂流者の気分。

 

頭リセットして読み込む、世界観とスキルと種族押さえたらなんとかなりそうだ。

はじめての世界線フルスクラッチでシナリオ書くセンスも体力も無いので、全部入りのスタートセットを入手。大人は金で解決です。


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必要な小物からシナリオ用小道具まで入っていて、至れり尽くせりやのぅ。

 

入門用のシナリオの流れをざっくり押さえてあとはぶっつけです。

 

ネタバレになるのであんまり書けないですが、港町の窃盗騒ぎを解決するシナリオ。関係ない(ネタの無い)所に情報収集にいったり、犯人の尻尾を掴むのに躊躇したりプレーヤーもマスターも右往左往しつつも、なんとか依頼を達成。

 

マスターとしては、ルールと元シナリオの読み込みが甘いのでアドリブでのミスディレクションもぐだぐだ。リハビリが必要だな。

 

しかし、家族でセッション回せるなんて、想像だにしなかった…。

子供らも続きやりたいとの事なので、ちょっと感覚を取り戻さなければ。

 

ネタが無さすぎて禁じ手の2024年8月に買ったコミック

8月はおとなしめ。

 

新九郎奔る! 17巻

今川家の家督争いも一段落、ついに関東に地盤を。

ゆうきまさみはライフワークにするんだろうな。

 

メイドインアビス 13巻


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ついに深界七層に。バトル回。

ナナチ~!

 

ロードロ合宿2024 長野佐久春日温泉に逝って来たよ 復路

20240908

合宿の二日目はいつも調子は悪くない。

初日は寝不足やら日々の疲れやらで大体今一なのだが、翌日は持ち直す。

旅行行くまでがストレス溜まるタイプなのかも?(単に睡眠の量の問題かと)

昨晩はそれなりに呑んだはずだが…やはりアルコールは燃焼効率がいいのか。

 

朝風呂は避けて、朝食のバイキングも食べ過ぎない程度に。万全で記念撮影


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したら、水補給わすれてた…

 

気を取り直し、出発です。

今日は池の平まで登り…あとは良くわからん。

昼頃に雨に掛かるか掛かるか、掛からないかの予報。当初の予報に比して良くなったが、あと一息だ。

 

なんとなく、ヅミさん、NGTさん、社長、アッキーくん、オキタクさんの集団に。

途中トイレでオキタクさんが、一次離脱。MASAさんも合流しつつ、集団に何とか着いていく。


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まぁ皆のように話ながら登るほどのリラックスではないのだが。

しかし、マウンテンで普通に引いてるMASAさんは何なんだ。

 

雨境峠の牧場に。

牛は全て日陰に避難していた。

暑さ~!!


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下り基調にかわり、白樺湖に到着。


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まだ晴れてる。

明日の事とか気に出来ないのて本日1本目のエナドリ。前借り1日目。

 

白樺湖から諏訪近くまで下り、ビーナスラインへ。降りるまで何がビーナスかは良くわからなかった。

集団は分断し、ヅミさん、アッキーくん、tknくん、O村さん、むらっち、社長…かな暑くて記憶が曖昧だ。

ここから第一集団は、ヅミさんの案内で20号には降りずに韮崎まで。まったく道わからない。置いていかれると帰れないので必死。

なかなか高原チックなところ抜けたけど、何処だったんだろ。

 

韮崎まで降りてきて、コンビニでサポートカーたつやさんと久々の再会。ここまで長かった…。第二集団は20号に降りるコース。少し雨に追い付かれたよう。しかし此処はそんなこと想像出来ないほど晴れてる。

ここで甲府から輪行でかえるtknくんとはお別れ。ずっと引いてくれて流石の体力、本当に辛かったサンクスです。

 

20号で甲府盆地を走る。ひたすら暑い。あとは20号走れば帰れるとは思うのだが、全く涼しくならない。だんだん渋滞も酷くなっている。

笹子トンネル手前の道の駅がチェックポイントだったが、登り前のコンビニでクールダウン。今日二本目の翼を授ける。

休憩中に大体集合。渋滞でこの先はサポートカー厳しいねとの話になり、荷物を引き取りここで解散に。まだ100km近くあるが。

 

笹子の登りを進む。パックは軍曹、オキタクさん、ヅミさん、O村さん、アッキーくん、むらっち。狸。厳しい集団だ。

バテと荷重で遅れるが、マイペースで進む。

長い長い笹子トンネルを抜ける、トンネル抜けた所で待ってた集団をパスして逃げたりしつつ、大月を越える。

上野原でコンビニストップ、最後になれば良いな、翼三本目、明日以降に過労だな。

 

時間は夕方、20号はかなり渋滞になってきたので上野原手前で桂川沿いの裏道に逃げる。結構登りなので既に危ない。

相模湖の南岸に入るが、お祭り?由来の大渋滞。抜け道でも捕まる。

オキタクさん、むらっち、狸が取り残される。

何とか渋滞を抜けて相模湖、青山、上溝、いつものファミマまで帰り、オキタクさん、むらっちと別れ、横浜まで無事にかえれました。

結局家到着は最後になりました。往復で460k、先週の状態からは良く完走出来たもんだ。やはり皆様と走るのは普段よりも頑張れるのな。自分ではなく、皆様を誉めてあげたい(何故か上から目線)

 

いや~終わってしまったらまだまだ走りたいとか思いつつビールが旨いのだ。


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…と書いている木曜日時点でまだバキバキ、流石、翼の前借り三本は効く…

 

おしまい!

 

 

 

 

ロードロ合宿2024 長野佐久 春日温泉に逝って来たぞ 往路その2

20240907 続き


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林道に入ります。ここからはナビ無し、どうなってるかはわからない。

雰囲気は風張林道に似ている。妙に暑いところも。少し入ったら明らかに10%を越えはじめる。先行に追い付くどころか、走りきれるの的な。


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少なくとも距離を聞いておけば…。

しばらくしてボッチに。似たような道が続き、登り終わりかなと思わせて、また激坂に。景色は変わらず、そして、涼しくない。

150k走った後にコレ、まさに苦行。

段々冷却が効かなくなってふらつきはじめる。みんもりでなった感じに似ている、多分熱中症の初期。

流石にふらついて崖から落ちては困るのでストップしてクールダウン。塩タブと氷水で落ち着く。そんなこんなしてたらNGTさん追い付いてきた。

一息ついて再出発。二人になると愚痴れるのでかなりマシに。


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何度目かの頂上さぎを越えて十石峠に。


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脂肪…

サポートカー神だ

 

ここからは下り基調らしい、やっとここまで来たかと思いつつ出発!

したら直ぐに登りになった…。

 

もう一登りして、佐久に向けての下りに。

最後のコンビニ。後は温泉までの登りを残すのみ。ゴールが見えてきました。

あと登りは一ヶ所、と思ってから小高い丘をひとつふたつ越え、最後の直線に向いた。

でダラダラ長い登り…もういいよぅ。

 

既に目が死んでます。

なんとか到着。もうビール以外欲しくない。

 

Aチームも揃って記念撮影。


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あとは温泉


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夕食


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なにやってんの!


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更に呑みで夜はふける。

 

明日に続く!

ロードロ合宿2024 長野佐久 春日温泉に行って来たぞ 往路その1

20240907

走れていない。

夏のロードロ西日本(初日逃げきり)から、100kmも走ってないぜ。

流石に流しでも前週に走ろうと思ったが金曜から謎の背筋痛、土日を棒に振る。(原因は飲み過ぎによる逆流性食道炎トリガーでしたが…)

一度はDNSも真面目に考えましたが、月曜に投薬で復調。覚悟を決めました。

 

珍しく前日に程よく寝付けて、当日。AM2時に出発。流石に夜だ。身体は問題なく動く。休養だけは多いからな。

 

深夜のコンビニに集合。

今回の参加者は

企画MASAさん

オキタクさん

カゼトバさん

イネキンさん

ここまでA班。3時に出発しました。

軍曹

ヅミさん

NGTさん

社長

TKNくん

あとは、アッキー君が八王子

むらっちとO村さんが青梅合流

サポートカーとしてたつやさんの14名です。

サポートカーを出してくださったたつやさんに荷物を預け出発です。


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夜の16号をひた走ります。

コースは一本東なのか、ガーミン君は怒りっぱなしですが。

夜と言うのに悉く信号に掛かります。なんだかなぁ。とは言え先のことを考えて「いのちをだいじに」で

 

八王子着。アッキーくんと合流。休憩はなしで進みます。寒くないのでまだまだオッサンに厳しい季節ではない。

 

青梅到着前に青梅に向かうO村さん発見。大声で呼ぶ。ちょっとビックリしてた(そりゃそうだ)

 

青梅に到着。超早朝練の方とむらっちが待ってた。SKRIさんとOSWくんも。

皆でむらっちの新車を愛でる。ほっそりしてるのでマドンと思わなかったのは私だ。


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超早朝練メンバーも途中まで加わり、成木街道を進みます。まだまだ淡々と。まだまだ大丈夫だ。

 

秩父に入り山伏峠への登り。前を走るOSWくんをマークして、最後に仕掛ける。何をしとるんだ…。SKRIさんとOSWくんはここて引き上げです。


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埼玉子鹿野のチェックポイント。かなり暑くなってきており、水が厳しい。

少し重いがTHERMOS魔法瓶は正解だった。

先行チームにはなかなか追い付け無い、と言うかかなり早いぞ。1h10mのアドバンテージは埋まらないぞ。


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道の駅上野に到着。食堂オープンまえ、スケジュールより少し前倒し。お弁当買って腹ごしらえ。

 

そして通行止めでコース変更になった林道に突入です。


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続く

最近読んだ本 20240801~0815

最近活字離れ

帰省もあり久々に読んだりする

 

吾妻鏡 鎌倉幕府「正史」の虚実

著者 薮本勝治


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「正しい歴史」の衝突は今も正に起こっている普遍的な課題です。本書では、そもそも歴史とは過去の事実の羅列ではなく、事実同士が虚構すら交えて関係付けられ一定の意味を与えられストーリー性を付加され初めて歴史となる。とされています。

本書がテーマにしている吾妻鏡は、鎌倉時代の始まりから中期までの事績をしるした歴史書で古典でも良くでてきたし、ドラマ(鎌倉殿の13人が記憶に新しいか)ネタにもなる大著ですが、鎌倉幕府さらに北条得宗家の正当性を保証する構想で編纂され、大きな物語になっている。何度もフィクションの題材になるほど出来すぎに。

この本の主眼は捏造を掘り起こすのではなく、その編纂、虚構から編纂者の意図と、その構想した物語、時代を味わうことでした。

とても面白く読めただけではなく、この歴史を構想することは過去の話だけではなく、現代にも通じる普遍的なものも感じました。

天変地異、オカルト、露骨な悪役化は疑ってかかれ。

 

 

航空管制 知られざる最前線

著者 タワーマン


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航空管制について軽く知ろうと読む。元管制官のブロガーさんらしい。よもやま話的かなと思ってたが、航空管制の流れを分かりやすく説明されており、素人がザックリ理解するにはとても良い本でした。