六甲タヌキを待つ銀のリングなどない

富士ヒルシルバーまであと47秒

ネタが無いので本の話 読書について ショーペンハウアー

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読書家への啓蒙?と言うと必ず出てくる、近代ドイツの哲学者ショーペンハウアーの小編。


光文社本は表題の「読書について」と「自分の頭で考える」「著述と文体について」の三編が掲載されています。

 

メジャーな古典なのでタヌキも一度は読んでますが、久々に。


マジメな論評は素晴らしいものが世の中には一杯有りますのでそちらを見ていただくとして。

 

タヌキの受け取りとしては、


・情報を鵜呑みにせず、頭を使え
・本の虫になると精神のしなやかさが奪われる
・頭を使って手に入れた真理や洞察は根をおろす。外界から習得しただけのそれは、貼り付いているものに過ぎない
・金やいいねの為に駄文を垂れ流すな
・古人の良作を読め。現代人が古人を論じたものはダメ
・情報はじっくり考えて血肉にせよ
・正しい言葉を使わないと正しく物事を伝えることは出来ない
・匿名の批評はクソ

 

かなり現代人にも耳の痛い話。
辛辣ながら軽やかに、考えない人々をバッサリ切り捨てるある意味凄まじい自己啓発本かもしれません。

 

タヌキは真っ先に切り捨てられました…

 

哲学書と思えばとても読みやすい。

短編ですので一度は読むべき。