六甲タヌキを待つ銀のリングなどない

富士ヒルシルバーまであと47秒

強い逃げ馬の時代

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大阪杯 2023

 

レジェンドがまたやってくれました。
ドバイWCに有力馬が行ってしまったとは言われながらも、2冠牝馬スターズオンアースを中心にジェラルディーナ、ダノンザキッド、ポタジェのG1馬がそろった春の中距離G1大阪杯

 

今回の主役は悲願のG1を狙う令和のサイレンススズカことジャックドール。
令和の代表逃げ馬パンサラッサ、タイトルホルダーと並ぶ三強ですが、G1はまだ取れていません。

 

しかし前走からサイレンススズカに跨がったレジェンド武豊を鞍上に、真の令和のサイレンススズカ爆誕しました。
前走香港カップテン乗りと、過密スケジュールで厳しい結果でしたが、今回は十分な休養と準備で陣営は万全のG1獲りにきました。

 

今日の阪神は晴天が続いた高速馬場、前目の馬有利が続いています。
しかし阪神には最後の坂があるのでそこまでにスタミナ切らしたウマも勝てません。
ペースマネジメントが重要なコースです。

 

今回の大阪杯はコレと言った大逃げの馬はいません。ジャックドールはいいスタートを切り、難なくハナを取ります。

 

スターズオンアースもいいスタートを切りましたが後ろで控える競馬に。ノリさんのマテンロウレオ、ガンちゃんのノースブリッジは前目に控える。ベテラン勢はやはりジャックドールのスピードを警戒している。横山和Jのダノンザキッドも前に控えている。

 

1000mで58秒9、戦前に1000m59秒でと武さん言っていた通りの展開。さすがの時間感覚。早めのペースだが、ジャックドールにとっては最適なペースを刻めている。

 

三コーナー回って1.5馬身リード、スターズオンアースはまだ馬群の中。

 

四コーナーを回ってもジャックはペース落ちない。前目についって言った馬が落ちていく中、ダノンザキッドは粘る。スターズオンアースはここで大外に出す。そして一気に飛んでくる。

 

スターズオンアースはダノンザキッドまでとらえる。しかしクビ差でジャックドールには届かない。

予告通りに逃げ、1000mを通過し、計算通り最後届かせない。レジェンドの神騎乗ともいえるレースでした。

 

トップスピードと根性で押し切るパンサラッサとスタミナモンスターのタイトルホルダーとも違う、ハイペースですり潰し、最後スタミナを使い切って届かせないジャックドール。

逃げの名馬が同時代に三頭出現したのは奇跡と言うほかない。さらにドバイターフで逃げでも強かったイクイノックスも含めて、今が競馬黄金期を見ているのではと思ってしまう。

 

おめでとうジャックドール。

 

…しかし今回一番勝たせてもらったのは人気薄でも3着にはいったダノンザキッドでした。これからも「複勝で」応援するね!!